2015年11月29日日曜日

[外部変形] 横断図作図 gAxis

Jw_cad 用外部変形「gAxis」は、土木設計・施工に用いる横断図の作成を省力化するソフトウエアです。

  gAxis version 0.24  (2015/11/29)  download


エクセルの豊富な計算機能を使用して、標高による指示の他、勾配や高低差による指示もできるので、現況図のみならず、計画図の作図も可能です。






  1. インストール

    gAxis の動作には、ruby のインストールが必要です。 事前にインストールしておいて下さい。

    gAxix024.zip を Jw_cad をインストールしたフォルダに展開します。 この時、必ずフォルダ付で展開してください。



  2. エクセルデータの作成

    外部変形フォルダの sample/gAxis.xls を参考にして、データファイルの作成を行います。

    gAxis で利用するシートは、一行目の項目名でデータを認識するので、測点/単距離/追距離/標高/高低差/勾配などを入力します。測点を1列目にする以外は、項目の順序に制約はないので、作成しやすい順序で入力します。

    gAxis は、連続する行を、一つの線データとして認識するので、点をとばして作図したいときには、一行空けてデータを入力します。

    測点は、一つのシートに複数断面を含めることも別々のシートに入力することもできます。 複数断面を1シートに入力する場合は、1行空けて入力します。


    1. 現況データの作成

      gAxis は、関係のない項目データは読み飛ばすので、現況線には測量手簿をそのまま入力して、計算式で、標高・追距離を計算できます。 光波やレベルによる測量手簿のデータをそのまま入力しておけます。

      後で入力する計画線と区別するため、線種と線色を入力しておきます。線種・線色は 「黒」「赤」「破線」などの表記の他、JWW の線種・線色番号を直接入力しても構いません。


    2. 縦断データの作成

      計画線の基準標高を計算するシートを用意しておきます。

      縦断勾配を入力して道路中心の基面高及び側溝の敷高を計算します。



    3. 計画線データの作成

      A で作成した現況データに続いて、1行空けて、計画線データを入力します。

      基準標高は、B で入力したデータを利用して、VLOOKUP関数などを利用すると、基面高の変更時などに自動更新してくれます。

      定規図などを元に、計画線のパターンを入力します。 -2% で、幅員4mの場合、単距離に4.0・勾配に-2%と入力します。法面の場合、1:1.5 で側溝のEL+250mm まで下がる場合、勾配に1:1.5 を、標高にEL+250mm の計算式を入力します。

      断面のパターンが変わらない場合は、コピー・ペーストで各断面のデータを完成させます。

      FH や、EL など、図中に標高数値を書込みたい場合は、標高注釈という項目を用意して入力します。 この際、書式で FH=xx や、EL=xxの形式になるようにしておくと変更時に自動更新されます。

      タグという項目を追加しておくと、標高と距離を記憶できるので、作図中の点から分岐して別の線を作図できます。


  3. JWW で作図

    Jw_cad を起動して、用紙と縮尺を設定しておきます。

    メニューの外部変形から、gAxis.bat を起動するとダイアログが表示されるので、作成したエクセルファイルを選択します。

    ファイルに含まれるシートが全て表示されるので、横断データを入力したシートのうち、1ページに作図したい断面全てを選択します。

    必要な項目を設定してOKをクリックすると横断図が作図されます。

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